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レッスンと練習の関係



こんにちは。

東京都中野区の音楽教室、講師の加藤です。



私は小6から大学を卒業するまでずっとコンスタントにレッスンを受けてきて、今でも先生のレッスンを受けています。

また今まで、100人以上の生徒さんを見てきました。


そんな、「生徒」と「先生」両方の視点を持つ私が考える、レッスンと練習の関係について書いてみたいと思います。




皆さん、レッスンは上達するために受けていますよね。


でも、自分で練習しても上達はしますよね。


ではレッスンの意味とは、何でしょう。



上達とは、

「現在地」から「理想」までを矢印で繋ぐことだとしたら、



「個人練習」は

・矢印を長くするためのもの。



「レッスン」は

・矢印の方向を決めるためのもの

・矢印を長くしやすくするためのもの。




だと思ってるんですね。





例えば、


いくら矢印を長くしても(いくら練習しても)、違う方向に矢印を引っ張っていたら、いつまで経っても目的地(理想)にはたどり着けないですよね。



逆に、方向性が決まっていても(レッスンを受けても)、矢印を伸ばさなければ(練習しなければ)、目的地にたどり着くことはないですよね。



ですので、目的地にたどり着くためにはどちらか一方が欠けてもダメなのです。




上達には個人練習が欠かせませんが、

個人練習をしていると(矢印を伸ばしていると)、どうしても矢印の方向が自分でも気がつかないうちにだんだん微妙にズレて行きます。(それをよく「変なクセがつく」と言います。)

それを毎週のレッスンで小まめに方向を修正してもらいながら、「理想」というゴールを先生と一緒に目指していくわけです。


矢印が変な方向に行けば行くほど(変なクセがつけばつくほど)直すのは大変になりますので、出来ればズレが小さいうちに小まめにレッスンで方向を直してもらった方が良いでしょう。




また、レッスンは、矢印を伸ばしやすくするという意味もあります。

生徒さんに合った効率の良い練習方法を教えてくれるので、

例えば1000回練習しないとできないところを100回の練習で出来るようにする練習方法を教えてくれる、ようなイメージです。


ただし、0回の練習で出来るようにする方法を持っている先生は世界中に1人もいませんので、どんな名教師からレッスンを受けたとしても練習は必ず必要になります。



あと、残念ながら先生は


「矢印を伸ばしてくれる」


のではなく


「矢印を伸ばしやすくしてくれる」


だけですので、


矢印を実際に伸ばすのは、自分自身です。


レッスンを受けて満足しないようにしたいですね。




頑張りましょう^^




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