演奏の「技術」とは
「技術」とは、「自分がイメージしたことを形にする手段」です。
自分の中にいくら楽しいファンタジーの世界、イメージがあっても、技術が無ければ、それを表現することは出来ません。 これは初心者に多く見られます。
車に例えると、行きたい場所はいっぱいあるけど、車がない、という状態です。これではどこにも行けませんよね。
またその逆もあり、技術をいくら持っていても、音楽のイメージ、想像、ファンタジーが無ければ、全くの無意味になってしまいます。
実はこれ、どちらかというと上級者に多く見られることなんです。
良い車はたくさん持っているけど、行きたい場所が特にない、というようなイメージです。ベンツを所有していることだけに満足しているタイプでしょうか^^;
この2つはどちらも目的地にたどり着くことは出来ません。
行きたい場所があって、行く手段もあって、初めて目的地にたどり着くことが出来ます。
つまり音楽に話を戻すと、
イメージ×技術=感動する音楽
ということになります。
掛け算のどっちかが0になれば感動も0ということです。
イメージと技術はどちらも大事で、一緒に学んでいく必要があります。
ただし、イメージが無いと技術は絶対に上達しないので、まずは音楽のイメージを持つことから始めてみてください。
人間はイメージしたことしか出来ないように、必ずなっています。
頑張りましょう(^^)